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八代将軍足利義政の妻、日野富子は本当に悪女だったのか・・・。
将軍の後継者争いを引き起こし、後世の歴史家から”応仁の乱の原因をつくった稀代の悪女”と評された日野富子を、脚本の市川森一が独自の解釈を加えて新たな人物像で描き出した作品。
(全37回放送) 【収録内容】 ■DISC.1 第20回 『戦雲の都』 椿と兄妹のように育った伊吹三郎は椿の庄の国人となり、日野家に年貢を納めるために都に向かっていた。
室町第では、春王の身を案じていた飯尾左衛門太夫夫が義視による春王暗殺末遂を暴こうとして何者かに暗殺される。
執事代後継者として、都を追われていた伊勢貞親が召還された。
そのころ、山名宗全率いる西軍に西国から大内政弘の軍勢が加わり、細川勝元率いる東軍を一転して窮地に追い込む。
後土御門天皇と後花園上皇が室町第に遷幸したことにより、義視は妻子を残し密かに出奔していった。
第21回 『火の舞』 東軍総大将であり将軍後継者である義視の出奔により東軍は混乱に陥っていた。
大内政弘の大軍を味方につけたことで勢いのついた西軍は、東軍の本陣である室町第へ攻め入る勢いであった。
しかし宗全は室町第には上皇と天皇がいることから、隣接する相国寺へ攻め入って焼き討ちすることを訴えた。
そのころ富子はその場限りの享楽の渦の中に飲み込まれていた。
富子と天皇の仲が良ずぎるとの噂が義政の耳に入る。
富子も義政と松子との仲を疑い、時には憎みあう程の夫婦でありながらも互いに嫉妬する二人であった。
第22回 『鬼面』 山名宗全率いる西軍はとうとう相国寺へ攻め入り炎上させてしまう。
富子の身を案じた宗全は富子と春王を室町第から連れ出そうとするが、勝元に見破られてしまう。
多くの犠牲者を出した両軍は疲弊して、戦況はこう着状態に陥った。
ある日、伊吹三郎が都にいることを知った富子は会いたいと願うが三郎は富子に酒呑童子の鬼面を贈るのみであった。
そのころ義政は皇位継承者の義視を都へ呼び戻すことに成功した。
そのことを聞き大きく落胆した富子は、密かに義視の暗殺を企てる・・・。
第23回 『密命』 富子が義視暗殺の密命を下したことを知った宗全は、富子に危険が及ぶことを心配し一計を案じる。
富子の密命が実行され、徳養寺に滞在中の義視が襲撃された。
そのとき宗全の手勢が義視を奪い出す。
宗全のもとに連れられた義視は東軍総大将から転じて西軍総大将に寝返り、すべての人々を騒然とさせた。
義視の裏切りを受けて義政はしかたなく次期将軍に春王を定める。
これも宗全の思惑通りであった。
■DISC.2 第24回 『修羅の華』 西軍総大将になったとはいえ官位をはく奪された義視は西軍にとっても無用の人と成り果てていた。
応仁3年 (1469)、義政は春王へ家督相続を宣言。
ようやく宿願を果たした宗全は東車との和睦を考え始める。
そのころ都の惨状を目の当たりにして呆然とした富子はすぐさま東軍諸将を集めて和睦停戦を提案する。
しかし同意したのは勝元ただ一人だった。
大乱に参戦したことで地元の近隣諸国と敵対関係に陥ってしまった武将にとって、今さら退くに退けないのが実情であった。
都を復興させたい富子は義視の妻子を義視のもとに送り届けるだけでなく、畠山義就に捕われている伊吹三郎をも救おうとする。
第25回 『宗全切腹』 政治に嫌気がさしてしまった義政は勝元の別邸に籠もる日々を送る。
西軍を率いた宗全は和睦の証として自慢の鷹を勝元に贈ろうとするが、畠山義就ら西軍の将に阻止される。
富子を介して対面を求める宗全の懇願を勝元は異もなく引き受け、久方ぶりの対面が実現するかに見えた。
しかし面談当日、東西両軍の諸将が屋敷に乱入して和睦は失敗に終わってしまう。
勝元から和睦失敗の報せを受けた富子は、失敗を詫びるため宗全の陣へ出向く。
6年ぶりに富子と再会した宗全は大乱を終結させるため自害するのであった。
第26回 『勝元暗殺』 富子と勝元は東西の和睦を進めようと奔走する。
富子は日野勝光の進言で戦乱終結のため西軍諸将に1000貫を渡すが、この策は失敗に終わる。
一方、東軍諸将も和睦に同意せず勝元ヘの不信感を募らせていた。
ついに東軍の畠山政長は勝元の暗殺を企てる。
密命を受けたのは足軽軍団を率いる骨皮道賢。
龍安寺石庭跡にて襲撃された勝元は自らの髻(もとどり)を道賢に与えた後に森従者と旅立ってしまう。
文明5年(1473)、後継者問題でゆれた将軍家では9歳の春王が元服。
名を義尚と改めて九代将軍に就いた。
第27回 『花の御所炎上』 富子は大内政弘から兄 日野勝光が畠山義就をそそのかし幕府転覆を企てていることを聞く。
義尚に難が及ぶことを心配する富子は、勝光の暗殺を決意する。
勝光が朝廷の最高実力者である左大臣となった祝宴の夜、富子は勝光の杯に毒を盛る。
勝光は苦しみの中で富子の謀に気づくが、時すでに遅し。
のたうち回り、刀を振わ回した勝光が燭台を倒す。
その火が燃え広がり炎に包まれる室町第。
同じころ燃えさかる室町第を見ながら飢餓の極限のなかで静かに息を引き取る勝元がいた・・・。
■DISC.3 第28回 『銭の種』 文明9年(1477)春、室町第の焼失後、将軍義尚は伊勢貞宗の屋敷を仮御所に、富子と義政は小川御所を仮住まいにしていた。
東山山荘の建築に没頭していた義政をよそに、富子は洛中の復興に奔走し、土倉酒屋の再建のため幕府の財を残らず低利で貸し出してしまう。
さらに富子は西軍の大内政弘に幕府より銭で領地を買い取るように持ちかける。
政弘は義尚への忠誠とともに富子の提案を受け入れ、領国へ引き上げていった。
しかし西軍諸将の中で畠山義就だけは、幕府への帰順を拒み河内国へ出陣していく。
第29回 『椿の庄』 文明10年(1478) の冬、応仁の乱で焼け野原となった都も復興の兆しが見えてきた。
義政と義視もようやく和解する。
こうして応仁の乱も収束したかに見えたが、畠山義就ただ一人が幕府への帰順を拒み、戦いを繰り返していた。
家督を争う政長との度重なる戦いに乗じ、河内国から山城国、椿の庄の制圧を開始した。
富子は椿の庄を守るため政長を山城国の守護に任命し、出兵を促した。
しかし幕府の支配を拒み、新しい自治の国を目指す椿の庄の人々にとって、政長もまた新たな敵でしかなかった。
第30回 『悪女』 将軍義尚の生母として、富子は幕府の実権を握っていた。
幕府は、内裏修復費用の調達のため京の七口の関所に関銭をかけた。
しかし国人たちは決議により関所の襲撃を実行。
その中には伊吹三郎の姿もあった。
管領 畠山政長は暴徒征伐に尽力し、暴徒たちを極刑に処するといきまく。
富子は事態の収拾のために椿の庄へ出向く。
富子は35年ぶりに三郎と再会し、大館佐子とも久々に対面する。
幕府への帰順を望む富子に、三郎は従えないと告げる。
富子は立場の違いを痛感し、三郎との決別を決意する。
第31回 『恋情』 文明13年(1481)、17歳となった義尚は細川勝元の嫡男である政元とつるんで遊びに興じていた。
ある日、義尚は美しい公家の娘である鏡子と出会い、正室に迎えたいと思う。
富子に打ち明けても反対されると考えた義尚は父 義政に相談する。
義政から義尚の思いを知らされた富子は、考えた末に義尚の気持ちを尊重することにする。
ところが鏡子に会いに行った義政は「鏡子には二度と会うな」と義尚に告げる。
実は鏡子はかつて義政の乳母として権勢を奮い最期は非業の死を遂げた今参局にうり二つであった。
■DISC.4 第32回 『狂雲の子』 富子は日野勝光の娘を義尚の正室に迎えるよう取り計らう。
ある日、義尚は父 義政が鏡子のもとヘ足繁く通っていることを知り、怒り狂う。
義政と鏡子のもとヘ乗り込み、将軍職を辞して鏡子を連れて出奔した。
しかし旅の途中に野盗に絡まれると鏡子は突然態度を変え、野盗たちと姿を消してしまう。
同じ頃、かつて捨てられた富子を救った一休和尚が、椿の庄の救済を求める旅の途中で息を引き取る。
狂雲の子、一休宗純の最期であった。
そこヘ失意の義尚が通りかかる。
義尚は一休の埋葬をするうちに都へ帰る決心をする。
第33回 『銀色の夢』 出奔先から戻った義尚が参籠していると知った富子は、急いで駆けつける。
富子は義尚から一休が亡くなったことを聞き、悲しみにむせぶ。
俗世に飽き飽きしていた義政は小川御所から洛北の長谷山荘に移り、悠々とした隠居生活を送る。
ある曰、参籠から戻った義尚は、妻の昌子を伴って義政の山荘を訪れた。
義尚は幕府の威信回復を武をもって行いたいと語るが、世を捨てたも同然の義政は、複雑な思いだった。
もはや政治のことなど頭にない義政は、東山山荘の造営費用を守護大名に負担させる。
第34回 『山城国一揆』 文明17年(1485)、義尚が畠山家の家督争いの収束をさせるため山城国ヘ出陣していった。
山城国では多くの国人が義就や政長に味方するなかで、伊吹三郎は自治を守ろうと一計を案じた。
義就方にくみすると見せかけて義就を館に招き入れ「起請文」を突きつけた。
政長も同様の策に落ち、両軍とも山城国から兵の撤収を余儀なくされ関所の撤廃を迫られた。
畠山両軍が引き上げた後、自らの士地の自治を得た山城国の国人や農民衆は「国中掟法」を掲げ、ついに独立を宣言した。
そのころ義政はとうとう東山山荘を完成させていた。
■DISC.5 第35回 『露の命』 長享元年(1487)、義尚が吐血し倒れる。
さらに義尚の妻 昌子も死産してしまい、それを知った富子も倒れてしまう。
細川政元は美濃の義視に事の次第を告げる。
義視は政元の狙いが次期将軍を嫡子の義材にすることにあると見抜き、義材を上洛させる。
奇跡的に回復した義尚は富子が義材に面会したことを誤解してしまい、富子ヘの不信感を強めていく。
義尚は六角高頼の征伐を決め、病が癒えぬまま妻を離別し近江ヘ出陣していった。
富子は義尚の誤解を解くため、とりなしを義政に願い出るのであった。
第36回 『大文字』 長享2年(1488)、近江国ヘ出陣した義尚であるが、戦いはこう着状態になり陣中にて洒浸りの日々を送っていた。
細川政元は義尚を見限り次期将軍の擁立に動き始めた。
義尚の身を案じた富子は大内政弘に義尚の加勢を頼む。
さらに富子は自ら義尚のもとヘ向かうが、義尚は会おうとせず、病をおして出陣してしまう。
延徳9年(1489)、義尚は敵の矢に討たれてしまう。
富子は悲しみのあまり政務を投げ出して寺に籠もってしまう。
次期将軍の擁立に奔走していた細川政元は、将軍人事を自分の都合で進めようとする。
第37回 『風花』(最終回) 延徳2年(1490)、義政が東山山荘で倒れる。
心臓の病であった。
富子のもとに森侍者が訪れ義政の病を告げる。
森侍者は既にこの世におらず、霊魂となり富子のもとに訪ねてきたのであった。
お互いを許しあった富子と義政は椿の圧ヘ二人で旅立つが、義政は洛外へ架かる橋の途中で息絶えてしまう。
時代に翻弄された55年の生涯であった。
管領 細川政元は十代将軍足利義材と畠山政長を河内の義就討伐へ向かわせた後、密命により政長を討たせたうえに義材を幽閉してしまう。
政元は山城惣国をつぶしにかかり、山城惣国は最期の時を迎えた。
この期に及んですべてを失った富子。
「先にこの世を去ったものたちを己の命の中で生かし続ける。
これが生き長らえていくものの務め」という義政の言葉を胸に、富子は自身の生涯で出会ったさまざまな人々のため生き続けることを誓う。
【出演】 三田佳子、市川團十郎、野村萬斎、佐野史郎、草刈正雄、平 淑恵、市川新之助(現・海老蔵)、役所広司、松本幸四郎、松たか子、松岡昌宏、奥田瑛二、藤岡 弘、永澤俊矢、ルー大柴、鶴田真由、かたせ梨乃、壇 ふみ、萬屋錦之介、京マチ子 ほか ○1994年放送 *DVD5枚組 *収録時間本編788分/画面サイズ4:3/カラー
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